こんにちは!
カナダ東部の田舎町で移住生活をしています、MACOです。
カナダ人夫と結婚して以来、学校では習わなかった英語のマナーを教わることが増えました。
暗記するだけで使えるようになる事も多いけれど、厄介なのは『きちんと意識しないと定着しないマナー』。しかも、忘れると相手に失礼になってしまう。
英語を練習する時に、日本人が一番最初に意識して直すべきなのは『Please』『No, thank you.』だと思います。
今日は、日本人が間違いやすい英語のお願い表現についてご紹介します。
『お願い』の英語表現、日本の学校ではどう習う?
日本の英語の授業では、『お願いする表現(依頼する表現)』をこんな風に習った方が多いのではないでしょうか?
【〇〇してくれる?】
- Can you〜?
- Will you〜?
加えて、上記をフォーマルな表現にすると、
【〇〇して頂けませんか?】
- Could you〜?
- Would you〜?
もう少し丁寧さを出したい時は、語尾に『Please』をつければオッケー。こんな感じに習いませんでしたか?
実際の英会話では、これはダメです。
語尾に『Please』をつけないと、少し粗暴で失礼な響きになってしまう。『Could you〜?』や『Would you〜?』だけでは丁寧な表現にはなりません。
また、『Could you〜?』や『Would you〜?』はフォーマルな表現だと習いますが、家族同士・友達同士でも普通に使われる表現だということを覚えておきましょう(ビジネスや丁寧なシチュエーションだけではない)。
簡単な例文でご紹介しますね^^
- Could you pass me the salt, please?
(塩を取ってください。) - Would you come and pick me up, please?
(私を迎えに来てください。)
こんな感じ。
友達同士でも家族間でも、お願いする時は必ず『Please』をつけましょう。
返事に使われる『Please』と『thank you』にも要注意
さて、日本人が間違いやすい英語の『お願い』表現で、もうひとつ気をつけたいのが返事をする時です。
これは実際の会話を例に見てみましょう^^
【飛行機の中で】
客室乗務員:Fish or chicken?(お魚とチキンどちらがいいですか?)
あなた:Chicken, please.(チキンをお願いします。)
【スーパーのレジで】
店員さん:Would you like to have a plastic bag?(レジ袋いりますか?)
あなた:Yes, please.(お願いします。)
【レストランで】
ウェイトレス:Would you like to have more water?(もっとお水飲みますか?)
あなた:Yes, please.(お願いします。)
こんな感じ。
『チキン!』『イエス!』だけではNGです。きちんと語尾に『プリーズ』をつけるよう意識しましょう。
また、返事の答えが『No』だった場合(何かを断る場合)、『No』だけでは失礼な響きになります。
『No, thank you.』と必ず語尾に『サンキュー』を付け加えるのを忘れずに。フォーマルなシチュエーションでなければ『No, thanks.』でも大丈夫です^^
例文を見てみましょう。
【家の中で】
夫:Would you like to have some coffee?(コーヒー飲む?)
あなた:No, thanks.(ううん、いらない。)
【スーパーのレジで】
店員さん:Would you like to have a plastic bag?(レジ袋いりますか?)
あなた:No, thank you.(いいえ、いりません。)
小さなことですが、よく耳をすまして聞いてみて下さい^^
コワモテのお兄さんもヤンチャなちびっこも、きちんと『語尾のお願いPlease』『Yes, please.』『No, thank you.』を使っていることに気付くと思います。
英語圏で暮らしていく場合、また、英語で会話をする場合、とても大切なマナーです。
発音や文法は少しくらい間違っていてもオッケーですが、こういうマナーに基づく表現はきちんと身に付けた方が良いと感じています。
Pleaseを忘れずに!日々の暮らしの中で気をつけないと直りません
私が初めて『Please』と『Thank you』を強く意識したのは、夫の故郷カナダを訪ねたときです。
それまで結婚生活の中で、ちょくちょく『今、Pleaseを忘れたよ。』とか『Noの後にthank youがなかったよ。』などと注意されることはありましたが、あまり深く受け止めていませんでした(笑)。
ところが。
カナダで夫の家族に会い、義理の姉やおいっこ達も一緒に国内旅行をした時のこと。
義母や義理の姉が、おいっこ達(当時8歳と6歳)に同じことを注意している場面に遭遇したのです。それも結構頻繁に。
『Pleaseを言い忘れてたよ、もう一回言い直しなさい。』『Pleaseはどこ?』
これは単なる文法の話ではなく、小さい頃に教わるマナーの話なのだと気付きました。
『これはきちんと身に付けなければ』と一念発起し、カナダ滞在中は意識するようにしていたのですが、これがなかなか難しい。
特にお店のレジで『〇〇はどうする?』と聞かれた時なんか、とっさに『Yes^^』『No^^』で答えてしまう。最初はかなり意識しないと『please』や『thank you』身につかないのだと痛感しました。
小さいことですがとても大切なこと。よーーーく意識して身に付けて下さいね。
まとめに
日本人が間違いやすい『お願い』の英語表現をご紹介しました。
日本の学校では、誰かに何かを依頼する時は『Would you〜?』『Could you〜?』だけで丁寧な表現だと習いますが、実際の英会話ではちょっとNG。
家族や友達など親しい間柄でも『Would you〜, please?』『Could you〜, please?』と語尾にプリーズをつけましょう。忘れると失礼な響きになってしまいます。
また、イエス・ノーで返事をする際も『Yes, please.』『No, thank you.』を徹底して。
ほぼ毎日使う表現で、かつ、絶対におろそかにすべきではないマナーの部分なので、よく意識して身に付けて下さいね^^
それではー!